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自宅にパンの部屋を作りました
私たちは、その部屋を「ぱんの間」と呼ぶことにしました

暮らしとともに、繋がっていく
2020年の4月。自宅2階の部屋をパン工房に DIY で改装しました。私たちは、その部屋を「ぱんの間」と呼ぶことにしました。


「ぱんの間」が大切にしていること。それは、暮らしに繋がっていくということ。


自家製酵母パンはドライイーストで作るパンと違い、ゆっくりと時間をかけて育っていきます。
自宅に工房を持つことで、ゆっくりと育っていく酵母をそっと、見守ることができます。普通のパン作りより少し、手のかかってしまう自家製酵母パン。だけど、私たちと共に暮らし、共に育っていくパンを想うと、とても楽しく、あったかい気持ちにさせてくれます。


酵母を起こし、パン種を作り、生地を作り、発酵や各工程を経て、ようやくパンが焼き上がります。
パンが私たちの手を離れても、誰かの暮らしに繋がっていく。
そんな想いを大切にしているのが、私たちの「ぱんの間」です。


今日から明日。私たちからあなた。あなたから大切な人へ。
暮らしとともに繋がっていきます。

食事パンとして
パンは主食であり、できるだけ余分なものが入っていない道産小麦を中心としたシンプルな身体に優しいパン作りをしています。
また、私たちのパンの仕込み水は全て、白口浜天然真昆布の水出しを使っています。
この昆布は今では幻の昆布といわれるほど貴重な昆布になりました。
夫、良成の実家の生業は昆布漁師ですが昆布だしが以前ほど世の中で使われなくなってしまいました。昆布は、長く日本人に愛されてきた和食のベースとなるような素晴らしい食材です。
もう一度、昆布の価値を再提案したいと考えて、このパンは産まれました。
私たちの昆布は、数年間の蔵熟成をさせる事で磯臭さを飛ばし、パンの仕込み水として自然に馴染むようにしています。
もっちりとした食感と、あとをひく旨みのある私たちのパンは、世界でここでしか体験することはできません。
昆布だしがベースなので、色んな食材と親和性の高く、新しいのに何処か懐かしい、プレーンなパンです。